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11800年代初頭より、米国財務省は外交政策および国家安全保障上の目的を達成する手段として、経済制裁を行使してきました。
現在では、米国財務省の外国資産管理局(OFAC)は、国、個人、企業、そして国際的な麻薬組織やテロ組織のように、米国の利益に対して特定の脅威となるグループを制裁対象に指定しています。
長年にわたり、不正行為者は OFAC 制裁を回避するために、あらゆる手口を講じてきました。 近年では、「暗号資産の取引は匿名で追跡されない」といった誤った思い込みから、資金移転の手段として暗号資産に軸足を移すケースも見られます。
こうした動きを踏まえ、OFAC は制裁指定に際し、暗号資産アドレスを識別子の一つとして明示するようになりました。
2018年11月28日、OFACはbitcoinで身代金の支払いを要求した SamSamランサムウェア・スキーム に関与したイラン在住の2名を制裁指定し、あわせて両名が管理するbitcoin アドレスも SDNリスト(制裁対象リスト)に掲載しました。
この暗号資産に関する最初の制裁指定を境に、OFAC は多くのウォレットアドレスに加え、暗号資産サービスそのものも制裁対象として指定するようになりました。
本記事では、以下について解説します。
- 暗号資産分野におけるOFAC制裁コンプライアンス・ガイダンス
- 暗号資産に関連する主な OFAC 制裁指定事例
- 暗号資産事業者における制裁スクリーニングの課題
暗号資産分野におけるOFAC制裁コンプライアンス・ガイダンス
2018年3月、OFACは自らのウェブサイト上で、暗号資産(バーチャル・カレンシー)に関するFAQへの回答を開始しました。
このOFAC FAQでは、「デジタル通貨」「デジタル通貨ウォレット」「デジタル通貨アドレス」「バーチャル・カレンシー」といった用語が、OFAC制裁プログラムの文脈でどのような意味を持つのかを定義しています。
さらに2021年10月、OFACは一歩踏み込み、「バーチャル・カレンシー業界向け制裁コンプライアンス・ガイダンス (Sanctions Compliance Guidance for the Virtual Currency Industry)」を公表しました。これは、企業および暗号資産ユーザーの双方が、暗号資産を通じた犯罪を助長してしまうリスクをどのように軽減できるかを示したガイドです。
暗号資産に関する主な OFAC 制裁事例
2026 年
- 1 月 30 日|イラン関連の暗号資産取引所 Zedcex と Zedxion:
OFAC は、イランの金融セクターで事業を行い、IRGC 向けの暗号資産取引を処理していたとして、英国登記の取引所 Zedcex と Zedxion を指定しました。これは、イランの金融システム内での活動を理由に暗号資産取引所が制裁対象となった初の事例です。措置には Zedcex に紐づく TRON アドレス 7 件が含まれており、同社は 940 億ドル超の取引を処理し、IRGC 管理とされるウォレットとのオンチェーン上での重なりが確認されています。今回の指定は、イランが制裁回避のために暗号資産インフラへの依存度を高めていること、そしてイラン関連ネットワークにエクスポージャーを持つ取引所におけるコンプライアンスリスクの高まりを示しています。
2025 年
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11月19日 | ロシアのサイバー犯罪インフラと世界的な麻薬密売ネットワーク
米国、英国、オーストラリアは共同で、ランサムウェア配布、マルウェア配信その他のサイバー犯罪活動を支えていたロシアの「ブレットプルーフ・ホスティング」プロバイダであるMedia Landとそのネットワークを制裁指定しました。この中で、運営者アレクサンドル “Yalishanda” Volosovik に紐づくビットコインアドレスが制裁対象として指定されています。
オンチェーン分析によれば、Yalishandaはサイバーキルチェーンのほぼ全ての段階を支援し、アンダーグラウンド取引所、マネーロンダリングサービス、ランサムウェアグループ関係者が使用する数千のアドレスを通じて、何百万ドルもの暗号資産を動かしていました。別の制裁として、OFACは元カナダ人オリンピック選手Ryan James Weddingとその関係者9名を指定しました。彼らは、多国籍コカイン密売組織に関連する数億ドル規模のステーブルコインを洗浄していたとされています。これは、ステーブルコインが麻薬サプライチェーンにおいてますます利用されている一方で、依然として追跡可能であることを示す事例です。
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11月12日 | ビルマ拠点のサイバー詐欺ネットワークと米国「Scam Center Strike Force」
米司法省(DOJ)、FBI、米シークレットサービスは、2024年に米国人から少なくとも100億ドルを奪ったとされる東南アジアの詐欺エコシステムに対抗するため、初の Scam Center Strike Force(詐欺センター対策部隊) を立ち上げました。これと歩調を合わせる形で、OFACは、強制労働による詐欺拠点を運営していたとして、ビルマ拠点の Democratic Karen Benevolent Army(DKBA) および関連企業を制裁指定しています。
この制裁では暗号資産アドレス自体は名指しされていないものの、オペレーションは詐欺的な投資プラットフォームに大きく依存しており、Chainalysis のデータは、暗号資産による送金・決済インフラ、AI を活用した詐欺ツール、Huione をはじめとする東南アジア域内でのサービスプロバイダーのネットワークに広く依存していることを示しています。こうした一連の措置は、「ロマンス詐欺(Pig Butchering)」スキームのインフラを破壊するための米国の取り組みが一段と加速していることを示しており、これまでに押収された暗号資産は 4億100万ドル を超えています。
- 10月30日 | 東南アジアの巨大暗号詐欺ネットワークを標的とした米英の制裁
DOJは、詐欺スキームに関連する150億ドル相当のbitcoin押収を発表するとともに、カンボジアを拠点とするオンライン投資詐欺を通じて 国際的な犯罪組織 を運営していた Prince Group の創業者・会長 Chen Zhi を起訴しました。
OFACと英国OFSIは、Chen Zhi、Prince Group、そしてカンボジア各地で強要および強制労働と関連する詐欺拠点 を運営している Prince Group の子会社 Jin Bei Group Co. Ltd を共同で制裁指定しました。
さらに、Huione Group は USA PATRIOT 法第311条に基づき、FinCEN によって 「主要なマネーロンダリング懸念先」 として指定を受けました。2021年8月から2025年1月までの間に Huione Group を通じて洗浄された不正収益は40億ドル超と特定されており、その内訳には北朝鮮の暗号資産窃取からの3,700万ドル、暗号投資詐欺からの3,600万ドル、その他のサイバー詐欺からの3億ドルが含まれます。 -
9月16日 | イランのシャドーバンキングおよび暗号資産を用いた制裁回避ネットワーク
OFACは、イラン人の資金仲介役である Alireza Derakhshan と Arash Estaki Alivand、および香港とUAEに所在する複数の名義会社(フロント企業)からなるネットワークを制裁指定しました。彼らは、イランの石油販売に紐づく暗号資産取引を仲介・調整し、その収益をイラン革命防衛隊コッズ部隊(IRGC-QF)やイラン国防省にもたらしていたとされています。
オンチェーン分析によれば、このネットワークは 6億ドル超の資金流入 を取り扱っており、そのうち 1億ドル以上 が、制裁対象となっている石油収入に関連する暗号資産の購入に用いられていました。また、ヒズボラに関係する資金洗浄関与者や、過去に指定されたIRGC-QFの代理ネットワークとの追加的なつながりも確認されています。
これら一連の最近の制裁は、イランが暗号資産を用いた制裁回避の手口をいっそう高度化させている一方で、ブロックチェーンの透明性を活用することで、複雑なシャドーバンキング型の取引網を可視化し、組織的に摘発・封じ込めることが可能であることを示しています。 -
9月3日 | 合成オピオイドを販売する中国の化学品サプライヤー
OFACはDEAおよびFBIと連携し、合成オピオイドおよび危険なカッティング剤を米国内の購入者に供給していた Guangzhou Tengyue Chemical Co., Ltd. と関係者2名を制裁指定しました。この際、同社代表 Huang Xiaojun が管理するビットコインアドレスもあわせて制裁リストに記載されています。
オンチェーン分析によると、Xiaojun のアドレスは2021年から2025年の間に計126万ドル超を受け取っており、その送金元には暗号資産ATMやダークネットマーケットのドラッグベンダーなどが含まれます。今回の制裁は、暗号資産を利用する麻薬取引ネットワークに対し、化学品サプライヤーと、その取引で用いられる暗号資産決済経路の双方を同時に遮断していく 米国の取組を象徴しています。
- 8月27日 | 北朝鮮の兵器計画を資金供給する「IT労働者詐欺ネットワーク」
OFACは、北朝鮮IT労働者の収益をロシア経由で兵器の大量破壊兵器および弾道ミサイル計画の資金に充てていた資金仲介者ネットワークを制裁指定しました。あわせて、ロシア人 Vitaliy Andreyev が管理する暗号資産アドレスも制裁対象として指定されています。
オンチェーン分析によれば、Andreyev、北朝鮮当局者Kim Ung Sun、および関連フロント企業は、メインストリーム取引所、ブリッジ、DeFiプロトコル、ミキサーを経由して60万ドル超のIT労働者の収益を洗浄していました。これは、以前制裁されたChinyong Information Technology Cooperation Companyに対する措置を補完するものです。
この指定は、北朝鮮の暗号資産を利用した収益パイプラインや、それを支える海外労働スキームを断ち切る米国の継続的な取り組みを強化するものです。 - 8月14日 | GarantexのリブランドであるGrinexと、ルーブル連動トークン A7A5
OFACは、既に制裁対象となっているロシアの取引所Garantexを再指定するとともに、その後継となる取引所Grinex、さらにルーブル連動トークンA7A5の発行主体であるキルギスのOld Vectorなど関連組織を制裁指定しました。A7A5は、ロシアの越境決済や制裁回避を容易にすることを目的として設計された暗号資産です。
オンチェーン分析によると、A7A5は933億ドル超の取引量を処理しており、流動性の集中状況、ユーザー層の重なり、トークンフロー からは、GarantexとGrinexの間に直接的な連続性があること、そしてロシア関連の金融ネットワークおよびNo KYC取引所と深く結びついていることが明らかになっています。
この制裁は、ロシアが暗号資産を基盤とした 既存の決済システムに代わる決済インフラの構築を進めている現状を浮き彫りにし、ブロックチェーンの透明性によって、ブロックチェーンの透明性を活用することで、こうした制裁回避エコシステムを発見し、その資金フローを断つことが可能であることを示しています。 - 7月1日 | Aeza Group 防弾ホスティング・ネットワーク
OFACは、ランサムウェア攻撃、データ窃取、その他のサイバー犯罪活動を支えていたロシア拠点のAeza Group LLCおよびその国際的な関連企業を制裁指定し、その決済インフラに紐づくTRONアドレスも制裁指定しました。
オンチェーン分析によれば、このウォレットは35万ドル超を受け取り、複数の取引所へ資金を送金していました。その取引先には Garantex、ダークネットのマルウェアベンダー、その他の高リスク主体が含まれ、Aeza がサイバー犯罪のサプライチェーンに深く組み込まれていたことが示されています。
今回の措置は、2025年2月のZServersの制裁指定に続くものであり、サイバー犯罪を助長するインフラに対するOFACによる継続的な取り締まりの一環です。 - 5月29日 | Funnull Technology Inc. とロマンス詐欺詐欺インフラ
OFACは、米国の被害者から2億ドル超をだまし取った大規模な投資詐欺(ロマンス詐欺)を可能にしたとして、フィリピン拠点のFunnull Technology Inc.と、その管理者Liu Lizhiを制裁指定しました。
同社はIPアドレスを大量購入して詐欺オペレーターに再販し、「Triad Nexus」として知られる巨大な悪意あるインフラを支えていました。指定された暗号資産アドレスは、Huione Groupその他の詐欺関連主体へのオンチェーン上のエクスポージャーを示しています。
この制裁は、暗号資産を利用した詐欺スキームの背後にある技術・金融インフラを解体することに、米国政府が一層注力していることを示しています。 - 4月2日 | イラン支援を受けたフーシ派の武器調達ネットワーク
OFACは、フーシ派のために武器輸送、ウクライナ産穀物の不正移送、制裁回避を行っていたロシア関連の金融・ロジスティクスネットワークを制裁指定し、約10億ドル相当の不正フローに関与する8つの暗号資産ウォレットを特定しました。
オンチェーン分析によれば、これらのウォレット間では、既に制裁対象となっている金融支援者Sa’id al-Jamal、ロシアの仲介業者、制裁対象取引所Garantexとの間で多額の資金移動が確認されており、大手暗号資産取引所には、2億ドル超の資金がキャッシュアウト(現金化のための送金)として流入していました。
この行動は、暗号資産および世界的な海運インフラにますます依存するテロ資金ネットワークを阻止するための米国の取り組みの高まりを示しており、イエメンおよび紅海地域における不安定化活動を抑止することを目的としています。 - 3月4日 | ダークネットマーケット Nemesis の管理者
OFACは、ダークネットマーケット「Nemesis」を単独で運営していたBehrouz Parsarad ならびに世界各地(米国への販売を含む)でフェンタニルおよびその他麻薬の販売に使われていた49の暗号資産アドレスを制裁指定しました。
オンチェーン分析によれば、Nemesisは2024年のテイクダウンまでに約3000万ドルのドラッグ取引を処理し、Parsarad本人はダークネットマーケット、取引所、ミキサー間で160万ドル超を移動させ、イラン国内から活動を秘匿しつつ自らのBTC保有額を2倍に増やしていました。
この指定は、米国のフェンタニル対策を世界的なレベルへと発展させる措置であり、FBI主導のJoint Criminal Opioid and Darknet Enforcement Teamによる初の制裁指定となりました。 - 2月11日 | 防弾ホスティングプロバイダー Zservers
OFAC、英国外務・英連邦・開発省(FCDO)、オーストラリア外務貿易省(DFAT)は共同で、ロシア拠点の防弾ホスティングサービス Zservers および関連個人と複数の暗号資産アドレスを制裁指定しました。ZserversはLockBitなどのランサムウェアのオペレーションを支えていたとされています。
Chainalysisのデータによれば、Zserversは多数のランサムウェア アクターからの支払いを受け取り、制裁対象取引所 Garantex やNo KYC取引所を含む高リスクチャネルを通じて少なくとも520万ドルを送金していました。
この連携した措置は、世界的なランサムウェア活動を支えるインフラを解体することに対する国際社会の関心が高まりつつあることを浮き彫りにしています。
2024 年
- 12月19日 | IRGCとつながるフーシ派資金調達者 Sa’id al-Jamal
OFACは、フーシ派による武器取引、不正な海上輸送、マネーロンダリングに関与する12名・団体を制裁指定し、IRGC-QFと連携する主要な資金調達者Sa’id al-Jamalへの指定を拡大して、5つの暗号資産アドレスを制裁指定しました。
オンチェーン分析によれば、al‑Jamalのウォレットは約1年の間に1億7800万ドル超を動かしており、50万ドルを超える高額なステーブルコイン送金が多数確認されています。こうしたパターンは、非公式なネットワークを通じたマネーロンダリングを示唆します。
この行動は、イランの支援を受ける勢力が暗号資産を利用して地域の不安定化を図ることを阻止しようとする OFAC の継続的な取り組みを示すとともに、フーシ派が中国・ロシア・中東全域と広範な商業・地政学的つながりを有していることを明らかにしています。 - 10月1日 | サイバー犯罪シンジケート Evil Corp
OFACは英国FCDOおよびオーストラリアDFATと共同で、マルウェアDridexやランサムウェアBitPaymerの背後にいるロシア拠点のサイバー犯罪シンジケートEvil Corpの主要メンバーを制裁指定しました。
この行動は、2019年の既存制裁に基づきつつ、Evil Corp と LockBit の関係者、ロシア情報機関ネットワークとの広範な関係を明らかにするもので、オンチェーン上ではランサムウェアインフラの重複や、共通の取引所入金アドレスが確認されています。
欧州各国で同時進行した法執行作戦により、LockBit関連インフラもさらに解体され、暗号資産に依存するロシア拠点のサイバー犯罪エコシステムに対する多国間圧力が強まっていることが示されました。 - 9月26日 | Cryptex、UAPS(Ivanov)、PM2BTC
OFACはロシアの取引所Cryptexを制裁指定し、さらに、詐欺ショップ、ランサムウェアアクター、ダークネットマーケットその他サイバー犯罪者に紐づく資金洗浄を行っていたSergey Sergeevich Ivanov(別名 UAPS/TALEON)を指定しました。
加えて、関連するノーKYC取引所PM2BTCは、FinCENにより「ロシアマネーロンダリング対策法」に基づく主要なマネーロンダリング懸念先として指定されました。PM2BTCは10億ドル超を処理しており、Cryptex単体でも2018年以降58.8億ドル超を処理しています。オンチェーン分析により、Cryptex、UAPS、PM2BTC 間には数億ドル規模の不正フローや、制裁対象ロシア人とのリンクが確認されています。
これらの行動は、米国とオランダによるインフラおよび資産の協調押収と同時に行われ、トランスナショナルなサイバー犯罪の金融エネーブラーを取り締まる多国間作戦Operation Endgameの一環を成しました。 - 8月23日 | ロシアの無人航空機開発企業 KB Vostok
OFACは、ウクライナでの軍事作戦を支援するロシアのドローン開発企業 KB Vostok を制裁指定しました。これは、ロシアの「戦争マシン」に関連する約 400 の主体を対象とした包括的な制裁措置の一環として実施されたものです。
KB Vostokは暗号資産による寄付を募っており、指定されたTRONアドレスのオンチェーン活動は、安価なUAV「Scalpel」の購入と整合的なパターンを示しています。入金の大部分は、制裁対象となっている暗号資産取引所 Garantex と関係のある大口の取引先 1 件から行われていました。
Chainalysisの分析では、この取引先は数千万ドル規模の資金を処理しており、ロシアの軍需サプライチェーンにおけるより大きなノードとのつながりが示唆されています。 - 6月14日 | Nordic Resistance Movement
OFACは、Nordic Resistance Movementおよび関連する3名の個人を、暴力的な過激主義への関与を理由に「特別指定グローバル・テロリスト(SDGT)」に指定しました。
この組織は、約 10 年にわたり Bitcoin、Ethereum、Litecoin などの暗号資産 による寄付を公に募っており、総額約 9 万 2,000 ドル相当を集めていました。これらはその後値上がりにより 2 倍以上の価値となり、大手暗号資産取引所で現金化されました。
指定後、同組織はウェブサイトの一部から暗号資産アドレスを削除しました。Chainalysisは、関係するアドレスを全て追跡し、自社プラットフォーム上で識別しています。 -
5月29日 | 「911 S5」ボットネット管理者
OFACは、住宅プロキシサービス「911 S5」に関与した複数の個人および法人を制裁指定しました。このボットネットは、無料VPNサービスを装って被害者に配布され、バックドアを通じて彼らのIPアドレスを乗っ取っていました。
サイバー犯罪者は、bitcoinなどの暗号資産で料金を支払い、乗っ取られたIPアドレスを利用して様々なサイバー犯罪を行っていました。DOJは同時に、ボットネットを操っていたとされる中国人Yunhe Wangの逮捕も発表しました。
Wangに紐づく暗号資産アドレスには1億3000万ドル超が保有されており、OFACは制裁指定の中で49の暗号資産アドレスを識別子として含めています。 - 5月7日 | サイバー犯罪グループ LockBit のリーダー
OFACは、英国国家犯罪庁(NCA)、米司法省(DOJ)、FBI、オーストラリア連邦警察と連携し、ランサムウェア・アズ・ア・サービス(RaaS)LockBitを開発・配布していたロシア人Dmitry Yuryevich Khoroshevを制裁指定しました。
指定には、Khoroshev に関連する暗号資産アドレスが含まれています。 -
5月1日 | ロシアの「戦争マシン」に関与する個人・団体
OFACは、ロシアの武器製造を促進し、制裁回避を行っていたとして、約300の個人および団体を制裁指定しました。無人航空機(UAV)を開発し、Telegramチャンネルを通じて暗号資産による寄付を募っていたOKO Design BureauならびにOKO Design Bureau に紐づく3つの暗号資産アドレスについても制裁指定されました。 - 3月27日 | Hamasの資金調達に関与した Gaza Now など
OFACは英国OFSIと協力し、2023年10月7日のイスラエル攻撃後にHamasの資金調達に関与したとして、2名の人物と3つの団体を制裁指定しました。
制裁対象の1つであるGaza Nowは、ガザに拠点を置くソーシャルメディア系ニュースサイトで、Hamasを支持するコンテンツを投稿し、Hamasへの寄付を募り、暗号資産での資金受け入れも行っていました。
OFACとOFSIは、Gaza Now が実施した暗号資産寄付キャンペーンで使用されていた複数の暗号資産アドレスを制裁指定しました。それらのアドレスは合計で約450万ドルの暗号資産を受け取っています。 -
3月26日 | シリア拠点のハワラ業者
OFACは、シリア拠点のハワラ業者Tawfiq Muhammad Said Al‑Lawを制裁指定しました。イスラエルの国家テロ資金対策局(NBCTF)は以前から、Al‑Lawが Hizbollah のオペレーターと協力し、暗号資産による資金調達インフラを運営していたと指摘していました。
OFACは、Al‑Law が管理する暗号資産アドレス1件を制裁指定しています。 - 3月25日 | ロシア人の制裁回避を助長するブロックチェーン企業
OFACは、ロシア国民の制裁回避を支援するブロックチェーンベースのサービス構築・運営に関与していたとして、Netex24とBitpapaを含む12の団体および2名の個人を制裁指定しました。
OFACの指定自体に暗号資産アドレスは含まれていませんが、ChainalysisはNetex24およびBitpapaに関連する複数のアドレスを特定しています。 - 3月20日 | ロシア政府の偽情報キャンペーンを支援したロシア人
OFACは、ロシア政府のために海外における偽情報キャンペーンを遂行し、各国の有権者を欺いて自国政府への信頼を損なおうとしていたとして、ロシア人Ilya Andreevich GambashidzeとNikolai Aleksandrovich Tupikinおよびその企業を制裁指定しました。
2つのUSDTアドレスが制裁指定され、Tetherはその後、Gambashidze のウォレットを凍結しました。 - 2月20日 | LockBit ランサムウェア・グループの関係者
OFAC は、ランサムウェア・アズ・ア・サービス(RaaS)グループ LockBit に関与していたロシア人の Artur Sungatov と Ivan Kondratyev を制裁対象に指定し、その際、両名に関連する 10 件の暗号資産アドレスを識別情報として SDN リストに追記しました。
同日、英国国家犯罪庁(NCA)と米司法省(DOJ)は LockBit のインフラを摘発・無力化したと発表し、DOJ は、Sungatov と Kondratyev が LockBit を用いた攻撃の実行に関与したとして 起訴しました。
2023 年
- 11月30日 | 北朝鮮のハッキンググループ Kimsuky
OFACと日本外務省は、韓国外務省と共に、北朝鮮の核兵器プログラムを支援するサイバー諜報活動に関与したとして、ハッキンググループKimsukyを制裁指定しました。
韓国が同年6月に発表した制裁指定には暗号資産アドレスが含まれていましたが、OFAC のSDNリスト上の登録情報には暗号資産アドレスは含まれず、代わりにウェブサイトやメールアドレスなどの識別情報が記載されました。 - 11月29日 | 北朝鮮の資金洗浄に使われた暗号資産ミキサー Sinbad.io
OFACは、暗号資産ミキサーSinbadを制裁指定しました。Sinbadは、Lazarus Group による数百万ドル規模の盗難暗号資産の洗浄に使用されていました。
FBIやオランダ財務情報捜査局(FIOD)を含む複数機関による合同作戦の結果、Sinbad.io は当局により押収され、サービスは停止されました。
また、制裁指定では Sinbad に関連する 2 件のbitcoinアドレスも制裁対象として挙げられました。 - 11月3日 | ロシア富裕層のために暗号資産で資金洗浄を行ったロシア人
OFACは、ロシアの富裕層やランサムウェアグループのために暗号資産ベースのマネーロンダリングを行っていたとして、ロシア人Ekaterina Zhdanovaを制裁指定しました。
OFAC は、これらの不正活動に使用されていた Zhdanova 名義のbitcoinアドレス 3 件も、あわせて制裁対象に指定しました。 - 10月18日 | ガザ拠点のMSB Buy Cash
イスラエルへのテロ攻撃を受けて、OFACは、Hamasのオペレーターおよび金融ファシリテーターを制裁指定し、その中にはガザ拠点のマネーサービスビジネスBuy Cash Money and Money Transfer Companyも含まれていました。同社は、Hamas関連組織その他のテロ組織への資金移転に利用されていました。 - 10月3日 | 中国拠点の違法ドラッグ製造ネットワーク
OFACは、フェンタニルおよびその他ドラッグの製造・流通に関与していた中国拠点の多数の個人および企業を制裁指定しました。
指定では、5 人の個人と 1 つの団体について、合計 17 件の暗号資産アドレスが SDN リスト上の識別情報として挙げられました。 -
9月26日 | シナロア・カルテルの薬物密輸に関与した個人
OFACは、DEA、メキシコ金融情報機関、コロンビア麻薬対策ワーキンググループと連携し、メキシコのシナロア・カルテルに所属し、違法なフェンタニル、コカイン、メタンフェタミンを米国に密輸していた10名の個人を制裁指定しました。
このうち 1 名については、SDN リスト上の登録情報に、識別情報として 1 件のEthereumアドレスが記載されました。 - 9月7日 | ロシア拠点のランサムウェアグループ Trickbot の構成員
英国OFSIとOFACは共同で、ロシア拠点のランサムウェアグループTrickbotに関連する11名を制裁指定しました。この中には、よく知られたアクターであるMaksim GalochkinとMikhail Tsarevも含まれています。
同年初頭には、英国および米国が共同でTrickbotグループの他の7名を制裁指定していました。 -
8月23日 | 制裁対象ミキサー「Tornado Cash」の共同創設者
連邦裁判所が前年のOFACによる Tornado Cash 指定を支持する判決を出した2日後、OFACは、Lazarus Group を支援したとして Tornado Cash 共同創設者の1人Roman Semenovを制裁指定し、OFAC は、彼を SDN リストに登録する際、識別情報として 8 件の暗号資産アドレスも併せて記載しました。
DOJは同時に、Semenov ともう一人の共同創設者Roman Stormを、マネーロンダリング共謀、無許可送金業の運営、制裁違反の共謀で起訴しました。 - 7月31日 | モルディブにおけるISISおよびアルカイダのオペレーター
OFACは、モルディブにおけるアルカイダ、ISIS、ISIS-Khorasan(ISIS-K)の活動に関与していた複数の個人および団体を制裁指定しました。
通知には、制裁対象者の一人Ali ShafiuのSDN識別子として、1件の暗号資産アドレスが記載されました。 - 5月23日 | 北朝鮮のハッカーおよびIT労働者の暗号資産支払いスキーム
OFACと韓国外務省は、北朝鮮の違法収益創出スキームに関与していた主体および個人を制裁指定しました。
そのうちの1人Kim Sang Manは、北朝鮮のIT専門家が海外で契約業務を獲得するのを支援しており、その収益の一部は北朝鮮へ送金され、同国の兵器開発プログラムを資金面で支えていました。
指定では、Kim Sang Man に関連する 6 件の暗号資産アドレスもあわせて制裁対象とされています。 -
5月19日 | ロシアの制裁回避に関与したドバイの金融サービス企業とCEO
OFACは、ロシアの制裁回避を助長したとして、20か国にまたがる22名の個人と104の団体を制裁指定しました。この中には、ドバイ拠点のHuriya PrivateのCEOであるJohn Desmond Hanafinも含まれており、彼のSDN識別子として1つの暗号資産アドレスが指定されています。 - 5月16日 | ロシア拠点のランサムウェア開発者
OFACは、米国の法執行機関、企業、重要インフラに対するサイバー攻撃を行ったとして、ロシア拠点のランサムウェア開発者Mikhail Matveevを制裁指定しました。
指定には暗号資産アドレスは含まれていませんが、ChainalysisはMatveev に属する複数のアドレスを特定しています。 - 4月24日 | マネーロンダリングを行い、北朝鮮の兵器プログラムを支援した個人
OFACは、北朝鮮の大量破壊兵器およびミサイルプログラムの資金源となる暗号資産マネーロンダリング活動を支援していたとして、中国在住の3名を制裁指定しました。
このうち 2 名については、指定の中で暗号資産アドレスも挙げられており、Wu Huihui には 17 件、Sim Hyon Sop には 3 件のアドレスが制裁対象として記載されました。 - 4月14日 | フェンタニル製造・密輸に関与する中国企業と中南米の麻薬カルテル関係者
中国の企業は、フェンタニルの前駆体となる化学物質を製造し、中南米拠点のブローカーがそれをビットコインで購入し、麻薬カルテルに販売していました。
このOFAC指定には、複数の団体・個人が含まれており、その一人Wang Hongfeiがフェンタニル前駆体の支払いに使用していたビットコインアドレスが指定されています。 -
4月5日 | フラウド(詐欺)ショップ Genesis Market
OFACは、国際的な法執行作戦Operation Cookie Monsterにより人気のフラウド(詐欺)ショップGenesis Marketがシャットダウンされ、その利用者数百人が逮捕された翌日に、Genesis Market を制裁指定しました。
Genesis Marketのオンラインマーケットプレイスでは、盗まれた個人情報(PII)が販売されており、その生涯を通じて数千万ドル相当の暗号資産を受け取っていました。
指定には暗号資産アドレスは含まれていませんが、ChainalysisはGenesis Marketに属するアドレス群を特定しています。 - 2月9日 | ロシア拠点のサイバー犯罪ギャング Trickbot のメンバー
OFACと英国OFSIは共同で、サイバー攻撃に用いられるマルウェア「Trickbot」を展開していたサイバー犯罪ギャングTrickbotの7名のメンバーを制裁指定しました。
この指定には暗号資産アドレスは含まれていませんが、Chainalysisはこれらのアクターに属する複数のアドレスを特定しています。 -
2月1日 | ロシアの軍需産業コンプレックスの支援者
OFACは、ロシアおよびキプロスを拠点とする武器商人Igor Vladimirovich Zimenkovが率いる制裁回避ネットワークを制裁指定しました。このネットワークは、第三国政府へのロシア製防衛装備品の販売を可能にしていました。
通知には、Igor の息子Jonatan Zimenkovに対するエントリと、彼が販売を容易にするために使用していた2つの暗号資産アドレスが記載されています。
2022 年
- 11月9日 | インターネットを通じて違法フェンタニル等を販売する供給者
OFACは、ダークネット・マーケットおよびリサーチケミカルサイトと関連し、インターネット販売および多数のペーパーカンパニーを通じて米国市場へ違法な合成薬物を供給していた3名と9つの団体を制裁指定しました。
指定では、Matthew Simon Grimm および Alex Adrianus Martinus Peijnenburg について、識別情報として 66 件の暗号資産アドレスが制裁対象として記載されました。 -
11月8日 | 北朝鮮との関係を理由とした Tornado Cash の再指定
OFACは、2022年8月8日の制裁を一度解除し、改めて暗号資産ミキサーTornado Cashを再指定しました。
再指定では、新たな大統領令が追加され、Tornado CashはLazarus Groupによるマネーロンダリングを容易にしただけでなく、北朝鮮の大量破壊兵器プログラムを支える悪意あるサイバー活動を可能にしたとされています。
OFACは再指定において、Tornado Cash に対する識別子として90の暗号資産アドレスを追加しました。 - 9月15日 | ロシアのウクライナ戦争を支援する個人・団体
OFACは、ロシア政府(GoR)のウクライナにおける目的の達成を支援したとして、複数の個人および団体を制裁指定しました。その中には、ウクライナ戦争にロシア軍と共に参加していたネオナチ準軍事組織Task Force Rusichも含まれます。
指定には、Task Force Rusich が管理する5つの暗号資産アドレスが含まれています。 -
9月14日 | ランサムウェアを含むサイバー攻撃に関与したイラン人
OFACは、指定テロ組織であるイラン革命防衛隊(IRGC)と関係のある10名のイラン人および2つの企業を制裁指定しました。
このうちAhmad Khatibi AghadaとAmir Hossein Nikaeen Ravariの2名については、指定の中で6つの暗号資産アドレスが識別子として記載されています。 -
8月8日 | Ethereumミキサー Tornado Cash
OFACは、人気のミキサーTornado Cashを制裁指定し、SDNリストに38の暗号資産アドレスを識別子として記載しました。
Tornado Cashは、北朝鮮系ハッキング組織Lazarus Groupが Axie Infinity の Ronin Bridge プロトコルから盗んだ4億5500万ドル超の暗号資産の洗浄に使用されていました。 - 5月6日 | 暗号資産ミキサー Blender.io
OFACは、DPRKによる悪意あるサイバー活動と盗難暗号資産のマネーロンダリングを支援したとして、暗号資産ミキサー Blender.io を制裁対象に指定しました。これは暗号資産ミキサーに対する初の制裁指定となりました。
Blender は、2022年3月23日の Axie Infinity ハッキングでLazarus Groupが盗んだ資金のうち2050万ドル超の洗浄に使用されました。
OFACは、Blender が管理する46の暗号資産アドレスと、Lazarus Group に関連する4つの暗号資産アドレスをSDNリストに追加しました。 - 4月22日 | Ronin Bridge ハッキングに関連する追加の Lazarus Group アドレス
OFAC は Lazarus Group の SDN リスト上の登録情報を更新し、新たに 5 件の暗号資産アドレスを識別情報として追加しました。 - 4月20日 | ロシアの制裁回避を助長した個人・団体
OFACは、米国および国際社会による対ロシア制裁を回避しようとしていたとして、40を超える個人・団体を制裁指定しました。
その中には、ロシアが天然資源をマネタイズするのを支援していた暗号資産マイニング企業Bitriverも含まれています。
この指定に暗号資産アドレスは含まれていませんが、ChainalysisはBitriver に属する複数のアドレスを特定しています。 -
4月14日 | Ronin Bridgeハッキングに紐づく Lazarus Group
OFAC は、Lazarus Group の SDN リスト上の登録情報に、新たな識別情報として 1 件の ETH アドレスを追加しました。このアドレスは Roninハッキングに関与しており、攻撃時に17万3600 ETH と 2550万(USDC等)を受け取っていました。 - 4月5日 | ダークネットマーケット Hydra とロシアの取引所 Garantex
OFACは、当時売上で世界最大のダークネットマーケット Hydra Marketと、ロシアの暗号資産取引所 Garantexを制裁指定しました。
Hydra に関連する117の暗号資産アドレスと、Garantex に関連する3つの暗号資産アドレスがSDNリストに追加されました。これは、複数の米国法執行機関とドイツ連邦警察が共同で実施した作戦により Hydra がシャットダウンされた直後に講じられた措置です。
2021 年
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11月8日 | P2P暗号資産取引所とランサムウェア関連のロシア人・ウクライナ人
OFACは、ランサムウェアアクターの資金取引を容易にしていたP2P暗号資産取引所Chatexを制裁指定しました。
また、米国企業に対するランサムウェア攻撃に関与したとして、ウクライナ人Yaroslav Vasinskyiとロシア人Yevgeniy Polyaninを制裁指定しました。
この指定には、Chatex、Vasinskyi、Polyanin が管理する41の暗号資産アドレスが含まれています。 -
9月22日 | ロシアの暗号資産OTC業者 Suex
OFACは、ロシア拠点の暗号資産OTCブローカーSuexを制裁指定し、その25の暗号資産アドレスをSDNリストに追加しました。
Suexは、ランサムウェアアクター、詐欺師、ダークネット市場から1億6000万ドル超を受け取っていたことが判明しています。 -
7月28日 | トルコおよびシリアにおけるアルカイダの金融ファシリテーター
OFACは、トルコおよびシリア在住でアルカイダを実質的に支援していた複数の個人を制裁指定しました。
このうち一人の Farrukh Furkatovitch Fayzimatov は、アルカイダ系組織 Hay’et Tahrir Al‑Sham(HTS)のために暗号資産による寄付を募っており、制裁指定では識別情報として暗号資産アドレス 1 件も挙げられました。 -
4月15日 | 米国選挙への影響工作を試みた個人・団体
DOJによる6件の起訴に続き、OFACは、ロシア政府の指示を受けて2020年米大統領選挙に影響を及ぼそうとした16の団体と16名の個人を制裁指定しました。
OFAC の指定では、SouthFront、 The Association for Free Research and International Cooperation (AFRIC) 、Secondeye Solution (SES)および SES のオーナー/オペレーターである Mujtaba Ali Razaに関連する 28 件の暗号資産アドレスが制裁対象として記載されました。
2020 年
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9月16日 | フィッシングにより暗号資産を盗んだロシア人サイバーアクター
OFACは、2017年から2018年にかけて、フィッシングキャンペーンによって暗号資産取引所の顧客から少なくとも1680万ドルを盗んだとして、ロシア人Danil PotekhinとDmitrii Karasavidiを制裁指定しました。
OFACの通知には、彼らに紐づく12の暗号資産アドレスが記載されています。 -
9月10日 | 米国選挙に干渉したロシア関連個人
OFACは、米国の選挙プロセスに影響を与えようとしたロシア関連の4名を制裁指定しました。そのうちAnton Nikolaeyvich AndreyevとArtem Mikhaylovich Lifshitsの2名は、既に制裁対象となっていたInternet Research Agency(IRA)のために暗号資産アカウントを運用していました。
OFACの通知には、彼らと関連する23の暗号資産アドレスが記載されています。 -
3月2日 | 北朝鮮に紐づく暗号資産マネーロンダリング・スキーム
OFACは、2017年から2019年の間に4件の暗号資産取引所ハックで盗まれた資金をLazarus Groupのために洗浄したとして、中国人Tian YinyinとLi Jiadongを制裁指定し、彼らに関連する20の暗号資産アドレスも制裁指定されました。
2019年
- 9月13日 | Lazarus Group およびその他の北朝鮮ハッキング組織
OFACは、重要インフラに対する悪意あるサイバー活動を行ったとして、北朝鮮のハッキンググループLazarus Groupおよびその他2つの国家支援組織を制裁指定しました。
これら3つのグループによるサイバー攻撃は、違法な兵器およびミサイルプログラムを支えるものとされました。
指定自体にはLazarus Groupの暗号資産アドレスは含まれていませんが、Chainalysisは同グループに属する複数のアドレスを特定しています。 - 8月21日 | オピオイド危機を深刻化させたとされる中国人関係者
OFACは、外国麻薬特別指定法(Foreign Narcotics Kingpin Designation Act:Kingpin Act)に基づき、国際的な麻薬密売オペレーションに関与していたFujing Zheng、Guanghua Zheng、Xiaobing Yanおよび複数の団体を制裁指定しました。OFACは、これらの個人に紐づく12の暗号資産アドレスを制裁指定しました。
2018年
- 11月28日 | bitcoin身代金支払いを仲介したイラン在住の個人
OFACは、ランサムウェアSamSamの身代金支払いをビットコインで受け取り、換金していたとして、イラン在住のAli KhorashadizadehとMohammad Ghorbaniyanの2名をSDNリストに追加しました。
これが暗号資産アドレスが史上初めて制裁対象とされた事例であり、彼らが管理する 2 件のビットコインアドレスが制裁対象として指定されました。
暗号資産ビジネスにおける制裁スクリーニングの課題
Thomson Reuters の調査によれば、制裁スクリーニングは金融機関にとって最も大きな課題のひとつとされています。主な理由は以下の通りです。
- 制裁リストは頻繁に更新される
- 顧客のKYC情報は時間とともに変化しうる
- 制裁対象者は監視を逃れるため巧妙な手口を用いる
- 制裁の範囲が複雑で、解釈が難しいケースがある
- 既に行われた取引を遡って、後から制裁対象となったアドレスとのつながりを洗い出す作業には、膨大な負担がかかる
一方で、制裁コンプライアンスを怠ると、巨額の罰金や刑事罰につながる可能性もあります。
そのため、組織にはリスク管理ソリューションが求められます。
中央集権型の暗号資産取引所であれば、不正行為者がサービスに登録すること自体を阻止できますが、分散型プロトコル(DeFi)には、成長を妨げることなくリスクを管理するための別の手段が必要です。
Chainalysisは、DeFiプロトコルが制裁対象の個人・団体に関連する暗号資産ウォレットを自動検知できるように、無料のオンチェーン・オラクルとAPIを提供しています。
これらの無料ツールは、OFAC SDNリストに記載されたアドレスのみを活用しており、Chainalysis 独自の追加データや、今後収集されうるインテリジェンスは含まれていません。
より高度な支援を求める組織には、Chainalysisのウォレットスクリーニング機能が用意されています。これは、業界トップクラスのブロックチェーンインテリジェンスと柔軟なリスクルールを組み合わせたもので、不正サービスとのやり取りを特定・防止するのに役立ちます。
また、DeFiグループがリスクプログラムを構築し、プロジェクトを安全に成長させるための特化ソリューションも提供しています。
暗号資産に関わる制裁対応上の課題や、その中で生じるビジネス機会、ならびに Chainalysis が提供できる具体的な支援内容については、当社ウェブサイトにてご紹介しております。
無料の暗号資産制裁スクリーニングAPI
自社サービスにウォレットを接続する前に、まずはアドレスのスクリーニングを行うことが重要です。
Chainalysis の無料 API を活用することで、制裁対象ウォレットの検知を自動化することができます。
